インナー・ビューティー NEWS 第1回 やっぱり納豆はすごい!

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食べて体の中から美をサポートする食品の情報やボディーケア、ビューティーケア情報をお届けします!第1回目のテーマは「納豆」。やっぱり納豆は凄かったのです!
国立がん研究センターによる驚きの研究結果
納豆は健康に良いということは常識ですが、改めて納豆パワーを認めざるを得ない研究結果を国立がん研究センターが発表しました。
国立がん研究センターは、全国10都府県の男女、およそ9万人に食事に関するアンケートを実施し、納豆・みそ・豆腐などの摂取量と死亡リスクとの関連を約15年間、追跡調査しました。その結果、納豆やみそなどの発酵性大豆食品を多くとるグループは、最も少ないグループと比べると、男女ともに死亡リスクがおよそ10%低いことが判明したというのです。
なかでも納豆を毎日、半パックから1パック程度食べるグループは、ほとんど食べないグループと比べると、男女ともに脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患での死亡リスクが、約20%も低かったといいます。
伝統食の納豆が健康に良いということを、私たちは経験的に知っていたわけですが、こうしてデータで改めて確認すると、より積極的に納豆を食べたくなりますね。
納豆はスーパーフード!
納豆をたんぱく質源として毎日食べるという方も多いと思いますが、納豆に含まれるたんぱく質は100gあたりおよそ17g。群を抜いてたんぱく質が多い食べ物というわけではないのです。
しかし納豆は、免疫力向上が期待できる「納豆菌」、女性の健康に嬉しい「大豆イソフラボン」、美肌効果や脂質代謝が期待できる「レシチン」、他にもビタミン類やミネラル類、食物繊維など、美容健康成分がオールインワンの、いわば「スーパーフード」なのです。
ポリアミンのアンチエイジング効果に注目
最近では、納豆に含まれる「ポリアミン」の抗老化作用に注目が集まっています。
ポリアミンは、細胞の新陳代謝を正常に行うために必要不可欠な成分です。
胎児や新生児の細胞はポリアミンの合成が活発に行われており、母乳にも多く含まれています。
ポリアミンは、アミノ酸を原料にして人間の体内で合成されますが、加齢に伴い合成能力が落ちてしまいます。だからこそ、加齢に伴い合成力が落ちてしまうポリアミンを、ぜひとも食品から積極的に摂取して、加齢に抗って行きたいものです。
穀物の胚芽・豆類・きのこ類などの植物性食品にはポリアミンが多いのですが、納豆、味噌、醤油といった大豆発酵食品、特に納豆はポリアミンを多く含みます。
調理の手間もなく食べられる納豆ですから、ぜひ毎日の食卓に取り入れたいですね。
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