朝食、食べました?

朝食、食べました?

今日の朝食はなんでしたか?
まさか食べていないなんてことはないでしょうね?!

朝食を食べることで、一日の生活リズムが整います
私にとって、家族の朝食を用意し、自分も食べることは「一日をスタートさせる儀式」というくらい大切。

今日は、朝食について考えてみます。

朝食抜きは学力にも影響する

平成17年6月10日第162回国会で成立、同年7月15日に施行された「食育基本法」は、国民が生涯にわたって「健全な心身」と「豊かな人間性を育む」ことができるよう「食育を総合的、計画的に推進」する目的を持つものです。制定・施行から10年後の平成27年に「食育基本法」は最終改正され、平成28年度から平成32年度までの5年間を期間とする新たな食育推進基本計画として「第3次食育推進基本計画」が作成されました。

食育推進基本計画では、15の目標を掲げています。その中の一つに「朝食の欠食」をなくすというものがあります。

こうした目標が掲げられた背景には小・中学生の朝食欠食という問題があります。
子供たちが元気に成長するためには、バランスの良い食事を中心に、運動・休養・睡眠が欠かせません

ですがこうした基本的な生活習慣を確立できない場合、体力や学習意欲を低下させる要因になることが指摘されています。

文部科学省が小学6年生と中学3年生を対象に実施した調査によると、朝食を食べないことがある小学6年生は12.5%、中学3年生は16.2%となっています。
また、毎日朝食を食べる子供ほど、学力調査の平均正答率が高い傾向が出ています。

子供たちの生活習慣は家庭や社会の影響を受けやすいため、生活習慣を改善し、規則的に食事を摂る習慣の形成は、社会全体の取組として推進して行かなければいけません。

2006年、『「早寝早起き朝ごはん」全国協議会』が発足しました。

これは関係団体や企業と文部科学省の連携により、子供の基本的な生活習慣の確立や生活リズムの向上を目指す運動を展開しようというものです。

若年層の朝食欠食も問題の一つです。

厚生労働省が2014年に行なった「国民健康・栄養調査の結果」によると、この調査の当日に朝食を欠食した成人は、
男性:14.4%
女性: 9.8%
でした。年代別に見ると、20代の男性が30%と最も高く、次いで、30代の男性が26.3%でした。

若年層に欠食が多いのは、生活リズムの乱れが大きな要因です。夜型生活のために朝起きても食欲が沸かないとか、起きるのが遅くなり朝食を食べる時間がなく欠食してしまうという傾向にあるようです。

女性の場合も、若年層で朝食の欠食が目立ちます。働く女性が増え、女性の社会進出が進むとともに就業時間も長くなり、夜型の生活を送る人が増えてきたことが理由に挙げられます。また、ダイエットを意識して朝食を欠く場合もあるようです。

朝食のメリット

改めて、朝食を食べることのメリットをみてみましょう。

1)朝食を食べることで、睡眠中に下がった体温を上昇させ活動的になります。
2)脳のエネルギー源となるブドウ糖をとることができるので、勉強や仕事の能率が上がります。
3)朝食を摂る方が太りにくいです。
4)朝食を摂ることで腸が刺激され、排便が促されます。

一方、朝食を抜くと、エネルギー不足に陥ります。活動のためのエネルギーは筋肉中にグリコーゲンの形で蓄えられた糖質ですが、多く蓄えておくことができないので、朝食を欠かすとすぐに不足してしまいます。

また脳のエネルギー源もブドウ糖です。不足すると集中力や思考力が発揮できず、仕事や勉強の能率が落ちてしまいます。

自分の能力を存分に引き出すためにも朝食は欠かせません。
朝食を摂る朝の時間を確保するためにも、生活習慣全般の見直しが必要かもしれません。
朝食を食べる時間を大切にしたいものですね。

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