腸内細菌が肥満に関わる!

太る腸内細菌、痩せる腸内細菌
私たちの腸内には様々な菌が存在しています。
お腹の健康を左右する腸内細菌ですが、実はそんな腸内細菌の中に、「デブ菌」と「ヤセ菌」があり、太りやすさ・痩せやすさに関わる事が話題になっています。
「デブ菌」「ヤセ菌」というキャッチーな名称で呼ばれると、実に気になりますね(笑)
デブ菌とは何か?
大人の腸内細菌は大きく分類すると「バクロイデス門」「ファーミキューテス門」「アクチノバクテリア門」に分けられます。
例えば、善玉菌として有名なビフィズス菌はファーミキューテス門に分類されますが、同じファーミキューテス門の仲間には悪玉菌の一つウェルシュ菌もいて、単純に善玉菌vs悪玉菌という二元論では片付けられない複雑さを持っています。
2006年に「Ntature」に発表された論文によれば、マウスも人間も、太っている場合には「ファーミキューテス門」の細菌が多く、痩せている場合は「バクロイデス門」の細菌が多かったとのこと。
ただ現状では、ファーミキューテス門の中の肥満に関わる菌だけを狙って減らすということはできません。
それならば・・・・・
まずは基本に立ち返り、腸内環境を整えるのに有効な食習慣を身につけることがまずは大切。
何事も基本から。
加齢で腸内環境は悪化
しかも、腸内細菌は年齢とともに変化し、年をとると悪玉菌の割合が増えて行きます。
成人の場合、腸内細菌の10~20%をビフィズス菌が占めていますが、年齢を重ねるとビフィズス菌は減少し、ウエルシュ菌などの悪玉菌が多く検出されるようになります。
大人になればなるほど、腸内環境への配慮が大切になるということですね。
腸内細菌に多様性が保てない場合、太りやすさに繋がるばかりでなく、病気のリスク要因になります。
腸内環境の悪化は、放置できません。
食物繊維が摂れる食事
腸内環境を整え善玉菌を増やすには、善玉菌の餌になる食物繊維がしっかりと摂取できる食事を心がけたいものです。
食物繊維には不溶性と水溶性がありますが、その双方をバランスよく摂取することが大切です。
不溶性食物繊維を多く含む野菜類、
水溶性食物繊維を多く含む昆布、わかめなどの海藻類、こんにゃく、大麦・オーツ麦など。
こうした食品は外食などでは摂取しにくいので、意識的に食べたいものです。
私の定番朝ごはんはオートミール。
小腹が空いた時もよく食べます。
オートミールを豆乳で煮て、プロテインパウダーを混ぜてたんぱく質アップ。
甘さは、フレッシュなフルーツやドライフルーツで。
ナッツ類で不飽和脂肪酸を摂取しながら、食感もアップ!
フルーツ類やナッツ類で、食物繊維も増し増しになりますよ。
戦後、食の欧米化とともに肉を摂取する割合がアップし、それに伴い穀類や野菜・海藻類の摂取量が減り、その結果食物繊維の摂取量はどんどん減る傾向にあります。
1950年代の日本人は、平均して1日あたり24gの食物繊維を摂っていました。
現在では、成人男性1日あたり20g、女性18gの摂取が「目標」とされています。
目標ということは、その数字に到達できていないということ。
たんぱく質の摂取や糖質の摂取の仕方に注意を払うように、
食物繊維を摂取することを軸に食事を考える、いわば「食物繊維ファースト」で「食」を見直す視点も必要かな、と思います。
ソライナ・プロテイン[ベリー・フレーバー]には、100億個の植物性乳酸菌配合。玄米麹も配合で、お腹の中でのたんぱく質の分解を助けます。食物繊維も一緒に摂ることができます。