グルテンフリーは必要?

グルテンフリーの食品が人気
グルテンフリーの美味しい麺に出会ったので、夏野菜のパスタ風に仕上げてみました。
焼きビーフンでおなじみのケンミン食品さんが発売した「高タンパクめん」です。
詳しい情報はこちら。
http://www.kenmin.com/user_data/koutanpakumen.php
原料は、えんどう豆タンパクと米、馬鈴薯でんぷん、コーンスターチ。
100g中23.2gものたんぱく質と、57.7gの糖質を含みます。
トレーニングをして体を作っていくためにはタンパク質をしっかり摂らなければいけませんが、糖質も必要。
「糖質オフ」が流行りとはいえ、「運動をするためのエネルギー源」として重要な糖質を効率よく摂取する必要があります。
この「高タンパクめん」は、糖質とタンパク質をバランス良く摂取できる優れものです。
しかもグルテンフリー!
以前のブログにも書きましたが、グルテンはグルテン不耐症やセリアック病などの疾患の原因として問題視されています。
(参照: ブログ「グルテンフリーとは」https://solaina.jp/blog/b005/)
グルテンによる不調が疑われる場合は、グルテンを除去した食事が有効です。
またグルテンに反応していなくても、小麦アレルギーがある場合は、パスタやうどんなどの麺を楽しむことができないので、小麦を使っていないグルテンフリーの食品のバリエーションがあるのは嬉しいですね。
全ての人にとってグルテンが悪いわけではない
いくつかの病気の原因に挙げられるとはいえ、グルテンが全ての人に対して悪いというわけではありません。
セリアック病が増えているというアメリカの場合でも、セリアック病と診断される確率は、1万人に1人以下であり、その他の症状も含め、小麦に問題のある人は人口の2パーセント。
全く問題のない98パーセントの人にとって、グルテンフリー・ダイエットが健康に良いことを示す科学的根拠は、今のところないのです。(「食事のせいで、死なないために(食材別編)」マイケル・クレガー:NHK出版)
また、小麦グルテンを避けることで必然的に「全粒粉穀物」の摂取が減ることが懸念されています。というのも、全粒粉穀類にはプレバイオティクスとして腸内の善玉菌に有益に作用する食物繊維やオリゴ糖などが含まれるため、そうした有効な成分の摂取量低下すると、腸内環境の悪化を誘発してしまうからです。
一方、精白された小麦には、次のようなデメリットもあります。
・精白された小麦はアミノ酸スコアが低く栄養バランスが良くない。
・精白された小麦は血糖値を急激に上げるため、血糖値のコントロールを乱し、過食につながる。
小麦に含まれるたんぱく質は、アミノ酸スコアが低いので体内での利用効率が良くありません。健康のためにも美容やボディメイクのためにも、できるだけアミノ酸スコアが100に近い食品を積極的に選びたいものです。
体質的に小麦を食べることに問題がない場合も、パンとコーヒーだけの食事では、栄養バランスは満点に及びません。
小麦に不足するアミノ酸や食物繊維をたっぷり含む食品と食べ合わせることで、栄養バランスを整えることが大切ですね。
ちなみに、「高たんぱく質めん」も植物性のソライナ・プロテイン[ダーク・チョコレート味]も「えんどう豆タンパク」をメインの素材にしています。どちらもグルテンフリー。
というのも、えんどう豆タンパクはアミノ酸スコアが95に上る優秀なたんぱく質なのです。
食事が不規則で栄養バランスが心配な方、肉や乳製品が苦手な方、食が細い方、効率的に栄養摂取したい方などの食事のサポートに最適な素材をチョイスしています!